第7話

私の父は私の名を名付けてくれた人、そして母親に見捨てられた私を時に母となり父親としてちゃんとそばにいてくれた人だ。そして妹も父にすごく懐いていた。でもある日突然だ。そんな父を神様は奪っていったんだ。事故だった。父は青信号で渡っていたが、トラックが信号無視。そんな父の保険金は妹に降りるようになっていたのだ。それを母は未成年だからといい、奪った。それは父が妹によく言ってた約束を果たそうとしていたお金であった。それは父はなあ。美咲(みさき)、父さんがいなくなったとしたら、姉ちゃんの味方はお前しかいない。そうなったら、姉ちゃんを助けてあげてほしいといった。妹は父にこういった。父さん。私ね。神様にこういわれてきたの。「あの人の子に産まれても、幸せになんかならないよ。それでもいいの」って。でも私神様にこういったの。ねえ。あのお姉ちゃん身体が思うように動かないのに一人になった時かわいそうだよ。私がお姉ちゃんを守れるようにしたいのって生まれて来たという妹。そんな妹は父にこういった。だからお姉ちゃんを助けてあげたいのというと、父さんに何かあった時、これ父さんの保険金の受取はお前にするから守ってやってくれよって。そう妹はあの時の言葉を覚えていて今まで私を守り続けてくれたのだ。明日は妹にお礼を言い、そしてこれからは妹が幸せになってもらってと思ってると、おっさんはなんだ。考え事してるか。妹には明日でも会いに行くんだが、さてと出かけるか。お前の入り用なものと、お前の服と下着はそれしかねえからな。買いに行くぞというと、ねえ。おっさん。この女性の下着どうしたのというと、ああーコンビニで買った。変な目で見るんじゃねえぞ。姉貴が泊まることがあるからって買っておいておくんだ。俺の姉貴。突然家出するやつだし。持ってこないから、いつも置いておくんだ。私は納得した。そしておっさんと車に乗った。

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