第6話
おっさんが帰ってきた。
「おかえりなさい」というとお前何してるんだって顔された。
Tシャツ姿だった私を見て、「下は履いてないのはなぜ」と聞かれたが、説明した。大きすぎてズボンがずれ落ちちゃうというと、まあいいか。今日はそれで。明日、買い物に一緒に行くかというと、なあ。美空、お前は今日からここに住むことになった。それでな。俺の事おっさんでいいけどな。お前がいなくなったとしても家族が探さないか心配なんだが、大丈夫かと聞かれた。母親は大丈夫だとは思うが、妹が心配してると思った私は、そういった。すると、妹は家にいるのかと聞かれたが、バイトしてるとは思う。ここのお店にいると思う。そこにいけば会えるとは思う。というか私、妹に会いたい。そんでもう守ってもらわなくてもいいっていわないとというと。おっさんはこういった。お前が公園で草を食っていたこと知っていたのかと聞かれたが、多分、勘づいてたと思う。妹はよく私にパンを置いていってくれたから、そのパンがある日はよかった。でも次の日になって食べようと思った時、母にパンを捨てられていたから。母が一時は持って帰るなと言われていたけどね。妹はだったら、姉ちゃんには何か食べるもの置いてあげてよって妹がいって喧嘩になったことがあるの。で私がいいからっていうと妹はよくない。あの人はわかってない。ねえ。おねえちゃん私、お姉ちゃんを守るから、私が16になったら一緒に家出ようといってくれたの。というと、私の頭を撫ぜながら、妹の願いだったんだな。お前と母親と距離を置かせるのは。だったら明日でも妹に会いに行こうな。俺が説明するし、お前の身体のことも治療してやりたいしなというと、うんというと、私は父親の事を思い出した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。