第2話
するとおっさんは何を思ったのか、首を少し触った。これ痛むかと聞かれた私は痛いと言った。自分の身体の事何も聞かされてないかと聞かれて、CPの事だよね。ああーというと、お前はアテトーゼタイプだな。でも言葉には出ないみたいだなというと、おっさんはこういった。なあ。一回リハビリに来い。俺はここにいるからというと、名刺をくれた。ありがたくもらったが、親には行くなと言われるんだろうな。おっさんが公園から去った後、もらっておこうと思い、ポケットにしまった。今日も草を食べてから帰ることにした。帰ってからも親はお帰りとも言わず、私は部屋に直行した。そして大事な物入れに名刺を入れてカギをして隠しておいた。私は家にいてもシャワーしかさせてもらえない。お湯に入ったこともない。ゆっくり湯船に浸かりたいけど言えない。私は学校も行ってないが、勉強は妹が教科書をおいておいてくれてそれを使っている。妹はお母さんから私を救い出そうとしてくれているみたいで、来年になったら私とアパートを出ようとしてくれているのだが、もし見つかったら連れ戻されるかもと思い、妹が可愛そうだから、私の事は大丈夫だよといっているのだけどね。
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