第51話
ノンちゃんはねだれないんじゃないかって思った。多分、小さいころのトラウマだと思う。すると「アオさん、ありがとうございます。」という。レイトが「飯に行くか」というと寺田が「イチカ様。こんなかわいい方といらしていただきありがとうございます。私は本当に幸せものでございます」という寺田はうれしそうだ。私はノンちゃんはかわいいと思う。でも同時にかわいそうだとも思う。でもヒーローと呼ばれるくらいノンちゃんは強い。そして優しい。そんなノンちゃんの友達だというくらいにはなりたい。そう思ってる。いつか親友だっていってくれるかな。そう思っている私の耳にキャという声が聞こえた。この声レイトは平気なのだが、私は嫌いだ。この声を聞くたびに毎回、レイトと一緒に居られないんじゃないか。いつか離されるんじゃないかという不安に駆られる。レイト様にあなたは似合わないとか媚びをうって近づいたんじゃないかとかそういわれるのが辛い。私とレイトは小学校の時、同じクラスだった。私はいじめられていたのだが、ある日、私はトイレにこもってしまった。そんな時、レイトは面識のない私がトイレにこもってると知り、トイレの前で「なあ、お前。トイレ好きか。もし好きだったらそのままでいい。でもな。好きじゃないなら出てこい。お前いじめられてるんだろう。つらいんだろう。なら俺が居場所になってやる。だから出てこい」と言われた私は、トイレから出た。その途端、真っ赤になったレイト。私はどんな顔をしてたのかな。お前かわい過ぎ。お前は俺のもんだ。傷つけるやつは絶対にゆるさない」というのだ。そんなレイトは私の事を悪く言われると一番に飛んできて、一番に守ってくれた。その時だった。ノンちゃんが「イチカちゃんのことだよね。あなたたちが言ってるの。イチカちゃんの何を知ってるの。レイトに似合わない。媚びうって近づいた。そんなことない。イチカちゃんの事知らないのに、そんなこと言う資格はない。レイトは人間をちゃんと見てる。わかっていないのはあなたたちのほうだと思うよ」というノンちゃん。すると女たちは悔しそうに帰っていった。
レイトが「イチカ。大丈夫か。こい」というと抱きしめてくれた。「気にするな。お前は俺のもんだ。お前の隣は俺のように俺もお前しかいない」というのだ。それを知ることが出来たのはノンちゃんがいたからだ。本当にノンちゃんはヒーローだね。「ノンちゃん。ありがとう。」というと「イチカちゃん。いいんだよ。イチカちゃんは私の友達だもんね」、私の事友達と思ってくれているんだ。それが嬉しいイチカであった。
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