第47話
宿田さんが息を引き取ったと聞いた俺はノンちゃんとアオイがいる病院にいった。
宿田さんをみた途端、ああーこの人は眠るように亡くなったんだと思った。葵とノンちゃんは泣いてはいなかったがどこか表情が穏やかだった。「望」と呼ぶのは花菜さん。花菜さんと旦那さんが「お父さんの顔穏やかだね。というと、「ママ、じいじちゃまはなんで眠ってるの」と聞いたので、「じいじちゃまはね。天国ってとこにいったんだよ。」というと「また会える」と聞くので「菜美がおばあちゃんまで生きたらまた会えるよ」というと「ふーん」というとパパとママが手を合わせてるのを見て真似をしていた。そして夜になると、宿田さんの知り合いの人たちがいっぱい来てくれた。その中にはアオさんはもちろんイチカちゃんやレイトダイ君も来てくれてみんなおじさんの死を悲しんだ。私はその後でアオさんに心配された。なぜかって私はみんなのいる前では泣かなかったから、気丈にふるまってたからだ。
明日の告別式の段取りをして、みんなが帰っていった。私は冷たくなったおじさんの前に一人平然としていた。そしてアオさんが来てくれた。アオさんは私に言った。「大切な人がなくなるということにノンは慣れてしまってるのですね。」というと「そうですね」というと、「でも、それは違います。ノン。泣きたくてしかたなかったんでしょう。僕の前では泣いてください。」とアオさんが言ったとたん、私は泣いた。子供のように。でもアオさんは背中を撫ぜながら好きなだけ泣いてというみたいに胸を貸してくれたのだ。そして泣き疲れた私はアオさんの胸で眠ってしまった。それに気づいたのは朝の事だった。
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