第38話
SIDE宿田
奥さんが帰ってきた。
最近、どこに行ってるのか知らないが服や化粧がやけに派手だなと思った。それに香水もだが、お酒飲んでるなと思った私だった。
この女、俺の母親みたいな感じだな。こいつの親は「この子は何もできない子だからお金は小遣いをあげてくれ」というのが、こいつの結婚条件だった。そうした俺はある日この女と両親が俺にこういった。
子供が出来たと、しかも俺の子とは違うという。あなたが悪いのよ。管理してないからと言われて俺はまいった。向こうは認知もしないというので俺もせっかくの命だ。俺が我慢すればいいと思い、俺との子として育てることにした。そんなある日だった。俺は仕事を終え帰宅すると、娘が泣いていた。どうしたといい聞くと男が訪ねてきて「おれとの子だね。お前生んだのか」と聞く男がいて「そうよ、あなたはパパの子じゃないの。この人との間にできた子」といい、妻が娘の目の前で言っていたのだ。それからその子は何かと問題を起こすようになったのだ。もし私があの日もう少し帰宅が早かったらよかったなと思って後悔をした。その時。娘は小学校の高学年だった。あいつはいじめに合っていた。そんなある日の事だ。学校から電話がかかってきて何事かと思った。娘が万引きしたというのだ。妻は娘の事に無関心だったため、俺が頭をさげに行く。たびたびこんな問題を起こしては俺が親として何回も謝りに行ったのだった。俺が単身赴任中は絶対にしなかったが、単身赴任から帰ってくるたびに問題を起こしてくるため、そのたびに俺が謝りに行った。その娘は今更生し結婚して出産して子育てをしてる最中だ。先日だが娘から私ノンちゃんが来た時にとんでもないことをしたから謝りたいといってきた。娘が私にすべて話した後、私は「パパがあの時泣いてる時に行動が出来ていたなら違ってたかな。お前の事はパパにも責任がある。本当にすまなかった。謝罪する気があるなら今後ノンちゃんが何かに迷ったら姉としてアドバイスあげてくれないかといったら、うんパパ、もうお願い。パパもこれ以上苦しまないでというと娘にはすべて話した。離婚することやパパはもう長くないということ、望には余命の事は秘密にしてることを話すとパパ私のせいと聞いてきたので、それは違うよ。大丈夫。お前のせいではないし、望も悪くない。それと花菜(かな)お前は今まで大変だった分、幸せになるんだよ。これが望にお前からできる謝罪だからな。といいあいつと別れた。
花菜もある意味、妻に翻弄させられた被害者だからと思う。
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