第29話
私がオムライスを作ってるとアオさんが来て「ノン、何か手伝いましょうか」と聞く。みんなが「ノン、アオイは何でもできるから」というので「そうですね。卵の準備してもらっていいですか」と聞くとさっそく卵を割っていくアオさんをみてすごいと思った。
「ちょっとこれでいいか味見してください」といい味見してもらうと、「この味は」とびっくりされた。どうしました。おいしくないですかと聞くと首を横に振るとレイトが味見に来た。「うまい」というと「本当に」と聞き返した。するとダイ君が「早く食いてー」というので「あとは卵を焼くだけなのでアオさんも席で待っててください」というと「わかりました」とニコニコしていた。卵もトロトロになって出来たので持っていくと、みんなのいただきますというと一口。
ダイ君は「うまい。」というのだ。レイは「こんなうまいもん食えるとはな」という。イチカちゃんは「ノンちゃん、ありがとう、おいしいよ」というと、横目で見たアオさんは本当に綺麗に食べていた。アオさんはスプーンを使っている雰囲気が素敵だった。私にアオさんが「この味、うちの母さんと同じ味なんです。びっくりしましたよ」というのだ。「私なんかお母様にはまだまだ及びませんよ。でもよかった。おいしくて」という。みんなが食べ終わりお皿洗いをしてるとアオさんが後ろから抱き着いてきた。「ノン」と呼ばれる私は真っ赤になった。「アオさん。どうしましたか」と聞くと「ノンの匂いはいいですね。落ち着きます」というのだ。「アオさん」というと「あっごめんなさい。邪魔でしたね」というとアオさんは離れて部屋に戻っていったのだった。アオさんってなんか私のお母さんみたい。私、アオさん好きなのかな。でも次の瞬間、フラッシュバックをしたみたいで、「不幸娘」という声がどこからともなく聞こえてきたのだった。だめ。アオさん、私が好きになると不幸にしてしまうと思った。
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