第6話

SIDEダイキ

そんなある日の事、親は俺にこういった。「また転勤になった。今度は隣町だよ。すまないな」という親父。そんな親父に「しかたないな。」という。俺は転校が多かったけど、この街で小学校を卒業できた。あいつと卒業できたことが誇りだった。ノンは俺のヒーローなんだ。これからもな。あいつには連絡先を伝えておこう。と思った俺は卒業式が終わって、あいつに「ノン、俺、親父がまた転勤で、これ俺の住所な。なんかあったら手紙くれよ。」というと、ルナのポケットにねじ込ませた。「ルナ。ノンを頼んだぞ」というとそっと離れた。

三年後、ノンと再会をしたとき、それはノンに何があったのかを知り、後悔したときだった。

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