第325話

この高校に戻ったのだって、理事長の神田先生がわざわざ電話してきたから。



『ちょっと、いつまで学校休む気ですか?このままじゃ、留年しちゃいますよ~?』




なんて電話してきたときには、若干咆哮しましたよ。



びっくりして、受話器離しそうでした。



退学届を出したと伝えるのに、神田先生は…



『え?何それ?美味しいの?』



なんてふざけたことばかり言うので、流石にキレて私から通話を切ってやりました。




まあ、それで今に至るというわけだ。



幸せだったこの学校生活も、ここで終わり。



それもまた、悲しい別れだ。





ヒラリと桜が舞うのを見つめていたけど、そろそろ彼らに声をかけようとその場を動くことにする。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る