第304話

密君のその悲痛の叫びに、英さんは溜息を吐く。



温度差が、彼らの間にはできていた。





「あのなあ、そうじゃなくて、人は殺さん言うただけで、後始末を違う人に任せるって……」



と彼が喋った時に、キイイと正面玄関の扉が開く音がする。



それに誰もが目を向ける。






「ほら、来はったわ。おっさんの、登場やな。」



その言葉とともに、姿を現したのは










「久しいな、我が愛しの家族たちよ。」



おじいちゃんだった。



後ろには父さんと耶麻と叶がいる。



疾風兄はこのことを聞いていて、別段驚いている様子はないようだ。




おじいちゃんに近づき、この場の報告をし始める疾風兄。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る