第76話

「お前、もう少し真面目にできないのか。」



「何のこと?」



会合が終わり、疾風にそう言われている俺はもしかしたら“大人げない”のかもしれない。



そう言われても、あれが俺だ。



ものすっごい、真剣にやってるつもりの俺。



だからあれ以上を求められても、できるわけがない。



まあ、面倒くさがり屋の俺にあもともと向いていなかったのかもしれねえけど。




こういう仕事。





「あー、それより。」



「あ?」



「真野ちゃん、元気にしてる?」



その問いに、疾風は大きく顔を歪めた。




こういう時だけ、分かりやすい男め。




「お前には関係ない。」



いつもの言葉は、いつものように返された。

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