第39話

「片岡、飛行機の時間は?」



「はい、10時っす。」



「10時か~、分かった。朱希の化粧その他諸々、10分で終わらせろ。」



「了解しやした。」



なんてかっこいいことを言っているけど、実際することはかっこいいことでもないのは現実だ。



だって、男の女装支度なんて……誰もやりたくないでしょ。



いや、僕が一番やりたくないけど。





「んじゃ、お待ちしてるわよ~。朱希くん。」



一番この場を楽しんでいる皇紀さんに溜息を吐きながら、僕は別室にへと連れて行かれた。

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