第37話
とつっこまれたけど、あえて何も言わないことにした。
さて、でも着付けといっても一人でやるのは初めてだから、結構時間かかるかも。
何分で仕上がるか、と考えていると皇紀さんは無茶振りを言う。
「1分で終わらせてね。」
「その十倍でお願いします。」
「えー。」
「無理です。素人に近い僕には無理です。」
「しょうがないな。7分半ね。」
「……微妙ですね。」
「よろすく~。」
なんて変な言葉を使って、僕の部屋から出ていく。
よろしく、だよね、今の。
なんてどうでもいいことを考えながら、僕は着付けを急いで仕上げた。
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