第26話

「嬉しい、だけです。…ただ、会えて、嬉しいだけ。」



一生会えないと思っていた人。



母さんからはおじいちゃんは亡くなっていると聞いていたから、会えて嬉しいんだ。



まさか、こうやって会って会話をできるなんて。




「ご、めんなさい。」



そう言うと、嬉しそうにおじいちゃんは笑ってくれた。



「謝る必要はない。儂かて、嬉しいからな。」



「うわ、キャラ完全崩壊。」



「おい、それ以上言ったら、皇紀とは縁切りじゃ。」



「うわ~、親父とってもかっこいいね。」



「心こもってねえぞ。棒読みをやめろ、棒読みを。」



そしてとっても仲のいい二人に僕は不思議とまた笑ってしまう。

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