第3話
「ああ、そういえば名前を言っていなかったね。俺は佐伯 皇紀。この街を統べる男、だよ。」
佐伯 皇紀。
と言われても、別に名前を知っているわけでもないし、街を統べると聞いてもはっきりと意味は分からない。
「そう、ですか。」
としか言えない僕に、彼はクスリと笑う。
それに気味の悪さを感じながらも、僕は尋ねる。
「あの、何か?」
「去年、空手の大会で優勝していた男の子だよね。」
「…まあ、そうですね。」
キョトンとした目で、僕は彼を見ていると小声で何かを呟いた。
「なるほど、さすが松下の息子だな。」
何を呟いたのかは気になったけど、それでもあと10分で練習が始まる予定だったので足は急いでいた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます