第102話

こ、恋人?



恋人って、あれだよね?



男と女がその…親密になるとかいう、ものだよね?



私と、柳生君が?




「ち、違うよ!そ、そんなんじゃないから!」



ち、違う!



勘違いされちゃ困るよ!



臣はだって……私に婚約者がいることを知っているから、そういう勘違いをされてしまったら、困る。



しかし、そんな私の願いも柳生君には伝わらなかったらしく…



「そんな全否定しなくても。」



と少しだけ寂しそうな顔をした。



え!?何で!?



あ、いやそうじゃなくて!



「いや、何というかそういう意味じゃなくて…っ!いや、あのなんというか…!」



何を必死になっているのか自分でも分からず、ただあわてていると臣がそれに対して口を開いた。

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