第92話

「好きなら追いかけてよ!愛してるっていうなら、ちゃんと愛してよ!!」



あなたの愛は、愛なんかじゃない!



私はそう叫んだ。



あなたに伝わるかなんてわからないけど、それを全身で叫んだ。



あなたに、伝わればいい。



本当の愛がどんなものかなんて私にだって分からないけど、それでも愛はそんなものじゃないってことを。



あなたには、知ってほしい。





「臣……、だから目を、覚まして。」



もう、やめよう。



私に執着するのも



私を愛してるっていう幻想を見るのも



すべてあなたが私に似ているからそう思うだけなの。



ねえ、目を覚まして。



あなたなら、もっといい愛を見つけられるから。

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