第84話

真野SIDE



辺りは少し暗い。



自分がどれくらい眠っていたのか分からないけど、外の暗さもここからじゃ全然分からない。



何の音もしないこの部屋。



不気味で、自分がここにいるという存在感も全く持てない。



ここが“star”の溜まり場だというのは床や天井を見ればわかるけど……どの部屋だと言う確証は持てなかった。



どこ、だろ?



震える手を抑えながら、私はゆっくりと立ち上がる。



何とか歩けるのは歩けるみたいなので、ドアに近づこうと足を進める。



しかしドアノブに手を回すと、やっぱりダメだ。



開く気配が、ない。



それに溜息を吐いて、次は窓を探すけど窓なんてこの部屋にはついていなかった。



10畳くらいの広さはあるだろうか?



いや、もうちょっと広いかもしれない。

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