第20話

「あー…もしかして、お嬢の担任とか?そりゃ、ご苦労様です。」



鉄君の言葉には少しだけ、棘のようなものを感じる。



きっとみゃー君もそれに対して気づいてはいるけど、それ以上は何も言わない。



私はジッと黙っているしかなくて、悲しい目で彼らを見つめていると一番先に口を開いたのは…―――









「……何で、安藤?」



今まさにこの家を出て行こうとしていた、柳生君だった。



あら、鉢合わせしてしまったようだ。




「連絡入れたんだが?」



「電源切れてたんだよ。……わざわざお迎えにこなくても、ちゃんと今から帰る予定だった。」



「とっくに集合時間は過ぎてるけどな。」

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