第6話

暗くなりかけた道を二人で歩いている。



二人の足音だけしか聞こえないのに、いきなりかけられた声。



それは私達に驚きをまねく。








「やっぱりここにいたのか、お前。」



それは少しだけ息の上がっている声で、聞きなれたもの。



私はゆっくりと振り向く。



隣にいた泰虎は私を背に庇い、そちらに反応をする。



彼の顔は見えないけど、多分警戒しているのだと思う。



でも、その警戒も一瞬のもので私の次の言葉でそれをやめる。






「みゃ、みゃー君?」



「ったく、久々に走った。」




そう言って、胸ポケットにある煙草のケースを出して、その中から一本取り出して、それを吸い始める。

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