第116話
「いや、別に部屋はここでも…」
と言葉を発した時だった。
「俺には無理だああああ!!」
徠が部屋の隅っこまで行って、顔を赤くしてコチラを見ている。
いや、君は動揺しすぎでしょう。
何か私のことを女だとわかった時に何をしようかとか考えていたけど、申し訳なくなってきた。
やめよう、うん。
「おい、落ち着けよ。徠。」
「真野が実は女だったってだけだろ?つか、気づかなかったお前が悪い。」
達沙と裕貴は慰めているのか、していないのかよく分からない言葉を徠にかける。
それでも徠は今にも鼻血を出しそうなくらい本気であわてているので、それにも申し訳なくなってきた。
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