第115話

「みゃー…」



私はバレるのを承知で彼の名前を呼ぼうとした時だった。



それを遮るかのようにして、みゃー君が私の頭に手を置く。



「んで?お前どうすんだ?」



………は?



いきなり会話が違う方向に行くので、みゃー君のその抽象的な言葉が理解できなかった。



首を傾げながら、みゃー君を見つめる。




「…はあ。」



意味の分かっていない私に呆れてか、溜息を吐いて頭を抱えるみゃー君。



え?何で?



「部屋だよ、部屋。旅館は貸切で一部屋も空いてねえからてめえが寝るとこはここか、俺の部屋しかねえんだよ。」



ああ、部屋ね。



そう納得した時に、また疑問点がわいてくる。

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