第69話
「っっっ!?」
びっくりしすぎてか、声が出ない。
そしてあの美しすぎる顔が、オレの目の前にあるので直視しないように前を見る。
な、何で!?
何で、こっちに来るのさ!柳生君!
ドキドキドキ、という音が心臓から聞こえる。
胸が、痛い。
緊張しすぎて、頭がパンクしてしまいそうだ。
「にゃほおお!!」
気づくとそんな奇声をあげていて、オレは肩をビクリと上げてしまった。
それにうまく反応したらしい柳生君は、ぴくっと起き上がる。
「んーだよ、うっせえな。」
寝起きの柳生君は寝顔とは反対で、とても機嫌が悪い。
いや、悪いのはオレですかね?
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