第20話

いきなり自分の後ろから声が聞こえたので、俺は布団から出て、起きあがった。



「へえ、頭より体が先に動くっていう、単細胞ね。泰虎と一緒か。」



「ちょっ、疾風の兄貴!?それどういう意味っすか!?」



「どうもこうも、そういう意味しかねえだろ。」




本を持っていて、どう見ても小学生のガキにしか見えない男がいた。



とてもじゃないけど、体が小学生だが、大人に対して上から目線過ぎて、少しイラつく。



「というか、この方…どうするんですか?」



つーか、泰虎っていう男ももの凄い下手に出るから、粋上がるんじゃねえのか?



俺は冷たい目で二人を見ていると、ガキの方がその視線に気がついて、無表情のまま言う。



「放っておけっつったろう。」



てか、本気でマセガキだ、こいつ。



…ムカつくくらい。

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