第30話
それに対して首を傾げていると、裕貴はチラリとこちらを見て呆れた顔をした。
ん?何で?
私は、スプーンを持ったまま、チョコのついた所を舐める。
でも、一向にその呆れた顔をやめない裕貴を見て、さらに私は首を傾げた。
え?私、変?
「えっと…どこか変かな?」
そう恐る恐る聞くと、裕貴は溜息をついてから、私の方に手を伸ばしてきた。
え?
そう思った時には、既に遅かった。
裕貴の手は自分の間近にあり、とてもじゃないけど綺麗だった。
そしてその透き通った指で、私の顎から唇にかけて“それ”で拭う。
そう、私のそこに生クリームがついていたのだ。
裕貴の指はとてもエロくて、それが私に触れたというだけでびっくり。
何も出来なくて、私は硬直したまま。
「ガキじゃねぇんだから、ちゃんと食え。」
そう言った後に、私の唇に触れたその指を舐めた。
いや、正確には生クリームを舐めたのだ。
「げ、甘。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます