第24話

裕貴はそう言って、私を無理矢理座らせる。



無視をされないためにやった行動だったので、とりあえず成功だ。



ちょっと満足そうな顔をしていると、裕貴は不満そうな顔をしていた。



朱希君は相変わらず、メニューを眺めている。



会話はなし。






え?誰か何か話そうよ。



誰も話さないこの空気は嫌いなので、私はとりあえず自分から話そうと口を開けたその時────








「いらっしゃいませ、こんにちは。ご注文はお決まりでしょうか?」





店員さんが、私達のテーブルに笑顔で来たのだ。



…何だろう、この複雑な気分は。



何とも微妙な空気に、私は遠い目をしてしまった。




と私がそんなことをしているうちにも、裕貴と朱希君は注文を始める。

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