第5話

座り込んで来た裕貴を見た時に、不意にマヤと目が合った。



いつも通り私に敵意を抱いているのか、マヤは私を狙った獲物のように睨んで来る。




…何たってこんなに私は嫌われているのだよ。



悲しくなって来た私は必死に涙をこらえるように、裕貴に言った。




「やぁやぁ、どうしたの?こんな元旦のお昼に?」




と何故こんな所にいるのかと尋ねてみた。



裕貴はマヤの頭を撫でつつ、その質問に答えてくれる。




「気分。ってんのもあるけど、家にいる猫の食料の買い出し。」




サラリとびっくりしたことを言う裕貴。



いや、猫好きなのは知ってたけど、お家にもいらっしゃるのね。



何という猫大好き人間なんだ、この人。

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