第3話

外は少し寒い。



息を吹き出せば、白い息が出て自分との温度差を感じる。



むぅ、元旦は寒いって決まってるのかなぁ~。



そう思いつつ、昨日の出来事を振り返る。





婚約者があの耀さんだったなんて、自分でもびっくりだ。



いや、でももう引き返せない所まで来てしまったのだから何も言えない。



自分で決めたことなんだから、グダグダなんて言ってられない。




それでも後悔してしまう自分は、きっと弱虫の証拠だ。



はぁ、なんて溜息をもらした時に、柳生君の言葉を思い出した。








『さっさと帰って来い。』





それがどれだけ、私に勇気をくれたかはきっと彼には分からないだろう。



ねぇ、早く会いたいって思うのは私だけかな?



何だか、今日の朝からずっと柳生君に会いたくて仕方ない。




一人が嫌なけかもしれないけど、でも柳生君に会いたかった。




この気持ちは一体何なんだろう?

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