第90話
向こうでは母の友達のバイクショップと、友人宅のレストランのキッチンでアルバイトをしていた。
ここでは何をしようか。
「それなら、俺の知り合いがカフェを始めたからそこの面接を受けてみたらどうだ?アルバイトがほしいって言ってたぞ。」
『カフェか。楽しそうだな。』
「場所も紺の学校から遠くないよ。“cafe color”ってところ。連絡しておくね。」
『ありがとう。ふあぁ~……んー』
二人の前だと気が抜けて大口を開けて欠伸をしてしまった。
母には手で塞げといつものように怒られた。
「紺、もうお休み。」
『んー、でも明日休みだし……あ、でも明日は錦のお家に行くのーテストが……』
「っ!?男の家に!?」
『大吉と諭吉と三人でー』
むにゃむにゃ言いながら、自分でも何と言ってるか意識が浮き沈みしているから分からない。
「ベッドで寝ない。」
『うんー、おやすみ……父、母。』
「「おやすみ、紺。」」
通話の切り、パソコンの電源を切ってベッドに這い上がった。
ものの数秒で意識は夢の中へどっぷりと沈んで行った。
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