第14話

「ああああああ!!!マァちゃんだああ!!」




そう、徠が先程“チビ”と言った朱希君の事だった。



女の子達の大群をヒョイヒョイと器用に掻きわけてきて、オレの胸にダイブする。



あまりにも勢いが強かったので、オレは受け止めきれなかった。





「わきゃっ!?」



体が斜めになり、オレは床で頭打つ事を想定内で倒れようとしたのだが…






目を閉じてその衝撃を待っても、全くと言っていいほどにその衝撃は来ない。



どうしたのかを思い、オレはゆっくりと目を開けた。



目の前にはニコニコしながらオレに抱きついている朱希君。



そして、姿勢としては自分は斜めの態勢のままだ。



あれ?この態勢でオレは立っているのか?なんて、勘違いをしているとオレの後ろからお声がかかった。






「重いから、さっさと自分で立て。」





その声にオレはびっくりして、朱希君を支えながらバッと立ちあがった。

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