第5話

「やっばぁい!!君、可愛いね!!」



「写真とか撮ってもいい?」




…華麗にオレをスルーして、当夜の方に客が流れて行った。




あっははは~、ですよねぇ。



確かにオレなんかよりも、当夜の方が何倍も可愛いしねぇ~。



一人になったオレは近くにあった石をコツンッと蹴った。





寂しくなった人間って、こんな恥ずかしい事も出来るんだね。



真野ったら、可哀想。




誰も同情も何もしてくれなかったので、オレは一人で自分を同情していた。



と、その時────






「うおっ、真面目に客引きやってんじゃん!!」




あ~、からかいにやってきたのではないかというプリン色をした髪の男と赤髪をした男が、俺に近づいて来た。



あ~、あんな人達を釣っても仕方ないのになぁ。



って思いつつも、オレは真面目に接客した。

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