第60話

「そうですね。……とりあえず、返して欲しいです。」



それがないと、色々困ったことに発展してしまいますからね。



しかもその中には実は………関西に居た時の兄貴達と撮った写真が入ってる。



それを失くしてしまうと……兄貴達に殺されてしまう、かもしれない。



以前に双子の兄に男避けセットという、何かよく分からないものをもらったのだけど、それの使い道がイマイチ理解できなかったので、捨てた。



そう、捨てただけなのに……こっぴどく怒られました。



意味も分からないまま、あの時の恐怖が忘れられず、兄達に持てと言われたものは絶対になくせなくなったのだ。



だから、それだけは絶対に返してもらわないと今度こそオレの命が危ない。




「さあ、返してください!それがないと生きていけないんです!!」



と思いっきり地面に自分の頭とこんにちはしてお願いした。

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