第58話

昔に浸っていたオレの目の前に、一人の男が立ちはだかって、それをブチ壊しにした。




「それは取り柄でも何でもねぇと思うけどな。」



まあ、彼とはもちろん、柳生 乃威君の事です。



じゃあ聞くけどね、取り柄って何ですかね?



オレは取り柄の定義を、頭の辞書で開いてみた。




“やぁやぁ!お久しぶりだね!真野君!”



うん、お久しぶり。



最近は君とはおさばらしていたから、いつ振りかな?




“1年と2カ月と45日ぶりだ。君が来ない間に大分リニューアルオープンしてしまってね”



へぇ、何が変わったのか教えてよ。



“まずは……これだ。以前までは、探すのに10秒以上はかかっていたけど、これからは何と5秒以下で探す事が出来るんだ!”



おおお!



それはいい機能がついたね!




“他には英語辞典もついたし、古語辞典も使えるようになった。これでまた会える機会が増えたな。真野君!”



そうだね!



これからもよろしくね、友よ!




“もちろんだとも!”

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る