第45話

おかしくなった朱希君に向かって、柳生君は呆れながらも…



「お前……馬鹿にされてるって事を自覚しろ。」



……まあ、本気でしたけどね。



オレはマジで朱希君に草を渡しましたよ。



馬鹿にしてないんですよ。



これっぽちもね。




「えええ!?そんなワケないよ!いくらなんでもそれは酷い言い方だよ!乃威様!」



ほら、柳生君。



この子は優しい子だから、オレの本心を見抜いてくれてるよ。



見習いなさい。



まあ、口にはしないですけどね。



うん、オレも命は惜しいからね。




と心の中で頷いていると、朱希君はしくしくと泣き始めてしまったのだ。




「折角、マアちゃんがくれた初めてのプレゼントなのに、そんな事言うなんて乃威様酷いよ。」



朱希君は、柳生君に向かって上目遣いで見ている。



ヤバい………あれはヤバいよ!



あの目線で見られたら、もうノックアウトじゃないですか!



柳生選手!あのうるうる目作戦の攻撃を上手くかわせる事は出来るのか!?






「それはプレゼントには入らねぇ。」



………難なくかわした柳生選手。



うん、まあ、普通の人はそこがツッコミポイントだよね。



うん。

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