第41話
そう思って、オレははっきりと自分の思っている事を口にしようと決意した。
「だって君、ウサギだよね」
「何だって?」
そう言ったのは、オレの目の前にいる彼ではない。
オレはピクリと肩を鳴らして、その声の方向にへと目を向ける。
……そうじゃないと言ってほしい。
オレの勘違いだと罵ってもらっても、結構だ。
だから……どうか違ってください!
という願いもむなしく、オレが自分の心の中で思っていたヤツだったらしい。
そこには…───
腕組をしていた先程オレを脅した張本人である、柳生 乃威という男がいたのだ。
ああ、会いたくなかった。
もうオレの生涯の中でも会いたくない人NO.1だったのに。
折角、逃げようと思ってこんなにも頑張って体力消耗したのに。
今までの努力が無駄になってしまった。
佐藤 真野、16歳。
今日にて、短い人生を終えたいと思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます