第40話

それにどうして疑問を持っていたのかはオレにはイマイチ分からなかったのだけど、とりあえずそれを説明した。



「草むしりです。」



「うん、見たら分かる」



じゃあ、聞かないでください……と言おうとしたのを抑えてもう一度説明を加えた。



「ニンジンがなかったら、普通草でしょ。」



そう当たり前のように言っても、彼にはそれは伝わる事はなかった。



いや……みんなだってそう思うでしょ?



ニンジンが大好物だけど、それが手元にないから、オレが追いかけられる代わりにヤツの大好物の草をあげようとしたんじゃない!



それなのに………何でオレは変人扱いされるようなさげすんだ目で見られているんだ!



おかしいでしょ!!



オレはいいことをしたはずだ!



そう思いつつ彼をじっと見ていると、彼はそれでもオレの言っている意味が分からないらしく、可愛らしく首を傾げてこちらを見ている。



仕方ないなぁ。

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