鬼ごっこ

第38話

ダッダッダッダッダ…───



何故だ。



どうしてオレは……こんなにも必死に校舎を駆け回っているのおおお!!



そう、今オレは必死になって、道の分からない校舎を走り回っていた。



右に曲がっても、左に曲がっても同じような風景で困るんですけど!



この危機感をどう表せばいいの!



イノシシに追われてる気分って言ったら、みんなに伝わる!?



いや、そんな突進的ではないかもしれないけど……、ともかくオレは今後ろにいる人から、逃げていた。



足に自信がないことはないが、そこそこ後ろにいる相手も速いので、気を抜くことはできない。



オレはチラリと後ろを振り返る。



そう、後ろから迫っていた人とは……









「待ってよ!逃げないで!変な事しないから!……あ、いや、まあ多少はちょっとはするかもしれないけどね。だからさあ………安心してつかまって!」




安心できるか



さっきの途中の言葉で余計安心できなくなったんですけど!



変な事するんだ!



やっぱしちゃうんだね!!



そんな奴らにみすみす捕まってたまるもんですか!!

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