ルール!?

第12話

「はぁはぁ……危ない目にあった気がするのは私だけなの?」



私はそうして胸を落ち着かせた後に背筋をピンっと伸ばしてみた。



そして今やっと、自分の失態に気づいた。



はっ!?今、オレは“私”と言ってしまった!?



や、やばい!



そう思いつつ、周りに誰もいないか確認をする。



どうやら今は授業中らしく廊下には誰も歩いてはいなかった。



ふぅ、とりあえず良かった。



そう思って、胸をなでおろしていたのだが……




「“私”さん。あまり無防備にしていると狼さんに食われちまうぞ。」



棒読みで誰かがそう言ったのが、廊下に響いた。



それにびっくりした私はばっと後ろを振り向いた。



そこにいたのは───






「つーか、その格好バレバレなんじゃねえか?子供でもお前の事女だって分かる気がするけど?」



お茶らけスーツホストさんがそこにいた。



えっ?どうしてホストがこんな所にいらっしゃるの?



ホストの営業時間は主に夜だ!



なのに、どうしてこんな時間帯にホストが出回っているのだ!



おかしいぞ!これは由々しき問題だ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る