第9話

「あ?」



そしてそのすごみ方、やめてください。



もの凄く……もうそりゃあ、もの凄く怖いので。



しかも、今の状況を考えてください。



オレとあなた、2人しかいないわけですよ。



助けを求める人なんていないんですよ。



……冗談抜きで、殺さないでくださいね。



これでもとりあえず言いたくないですけど、女なんで。



「ですから、オレは」



と言いかけたその時。









「ああああ!乃威様、発見!こんなとこにいたんだあ!!」



とすごい可愛い声がオレの耳まで届いてきた。



それはこの場の空気を和らげる、すごく有り難いものだった。



「朱希と………玲衣。」



先程の空気を和らげてくれた人がどうやら朱希さんで、その後ろを笑顔で歩いてきている人が玲衣さんだと分かった。



「乃威がさっき喧嘩してる所が見えたから来たんだけど……どうやら遅かったみたいだね。」



「ああ、さっき片づけた。」

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