第33話
みくじさんはやはり慣れている。
てかここ厳つくない?
「おう黒髪の兄ちゃん、さっきは倅が悪かったなぁ。しかし、うちの若と會田さんとこの若たちとも笑い合えてる光景には驚かされたなぁ。アンタ何者だい?柳さんのところの誰の子だ?」
「この子はうちで預かっている子です。」
「このメンツに囲まれて平然としてんの、さすが紺。」
「若のお気に入りって聞いてどんな奴かと思ってましたが、こりゃオヤジに良い報告が出来そうだ。」
『怖いっす。僕一般ピーポーなんだけど……。』
私の父が負けず劣らずの強面だから慣れてるけど、他の人ならわりと顔面凶器扱いだからね。
「あ、それと今日はお嬢も紹介させてください。」
「初めまして、
銀聖と出掛けた時、中3の双子の妹と弟がいるって言ってたな。
今日は妹だけで弟は来ていないみたいだ。
中学生には見えない……私にはない女子の発達。
「どうした?紺、頭抱えて。」
大吉は心配してくれたが、諭吉は目があった瞬間私の気持ちが通じてしまったのか哀れみの目を向けてきた。
勿論目潰ししてやった。
「……なにしてるんですか?」
『あ、おきになさらず。』
この場の皆に注目されてしまった。諭吉のせいだ。
「柳さんは綾瀬さんのご子息のどちらかが?それとも柳さんの側近の優秀な若い彼……天童くん。彼が若頭に?」
「ここは子供の学校行事。そういう話はやめましょう。」
「そう言って、會田さんの方も気になってるんでしょ?」
「組の内情を易々とは言えないでしょう。柳さんともなれば尚更。」
「そりゃそうかガハハッ!いやー、聞いてみたかったものですから。気を悪くしたら申し訳ない。食事中お邪魔しやした。 」
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