第83話

でも、助かったのには変わりないんだから……




「あ、ありがとう。プリンちゃん。」



「あ?そのプリンちゃんってんのやめろ。俺はプリンじゃねぇ。桐生 達沙だ。」



と何か口答えして来た。



人のお礼よりも自分のあだ名優先かよ。



ちっ…なんて舌打ちを聞こえないようにしていた。



いや、まぁ確かにこの期に及んでまだあだ名は嫌かぁ。



と思い、オレは仕方なく…




「じゃあ、桐生君でいい?」



と名字で彼を呼んだのだが、それじゃ納得したかったようで桐生君はムスッとしている。



え?何で?



だって、プリンちゃん嫌なんだよね?



ちゃんと君を表している名字で呼んであげてるのに、何でそんな不満そうなの?



オレはその理由が分からなくて、首を傾げた。

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