第82話
どうやら、彼が見ていたのはネクタイだった。
…ネクタイ?
え?何で?
そう思って、涙を拭きながらオレは首を傾げた。
するとプリンちゃんは呆れたようにネクタイに手を伸ばしてきた。
「お前なぁ…ガキじゃねぇんだから、ネクタイぐらい一人で結べるようになれよ。」
そう言って、オレのネクタイを綺麗に結んでくれた。
プリンちゃんは手先が器用みたいだ。
しかし、何というか…結んでくれている最中は何だかくすぐったくて居たたまれない気持ちになった。
いや、照れてないよ。
このオレが照れるなんて、恥ずかしい事するワケないじゃないか。
いや、でもやっぱり恥ずかしかったんだと思う。
だって、傍にはオレとプリンちゃんだけじゃなくて…後ろには風間君と加藤君もいるワケだしね。
恥ずかしいの何ものでもないよね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます