第52話

あっ…これ、氷だ。



冷たい何かの正体が氷だと分かった私はそれを火傷した舌にへと当てた。



多分、彼は私が火傷したって分かったから…これを……。



そう思って、私は上目遣いで彼を見ていると彼と目が合った。




「ガキじゃねぇんだから、火傷しねぇように気をつけろ。」



顔を少し赤くして、照れたように言うカラスさんを見て、私は自然と笑みがこぼれた。



あはは、カラスさん…可愛い。






「はい、気をつけます。」



「台詞と顔が合ってねぇ。」



何てツッコミを入れられたけど、嬉しかったんだから仕方ないよね。







私は食事中ずっとニヤニヤしていたのは、言うまでもないだろうか。

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