第46話

ガチャッ…───



ドアを開けた瞬間にさっきよりも、匂いが強くなった。



味噌の匂い、焦げた魚の匂い……和食を感じさせる匂いがしてきた。





ああ、やっぱり日本人は和食だよね。



そうにっこりと笑いつつ、カラスさんに声をかけた。





「おはようございます、カラスさん。」



その声にやっと私がここに来たと分かったのか、ゆっくりとこちらに振り返りながら…



「ああ、おはよう。真野。」



と挨拶を返してくれた。



しかし、すぐにその向けた体を戻し、料理の続きを始める。



むぅ…もう少し会話してくれてもいいじゃんか。



そうむくれながら、私は彼に近づいた。



今は玉子焼きを作ってくれているみたいで、味付けの途中。



砂糖、塩、醤油…と調味料を入れている。

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