泣く意味

第10話

「…ん…っ。」



何だか温かい何かを感じた私は、唸りながら目を覚ました。





まず一番に目に入ったのは、真っ白な天井。



自分の部屋よりもちょっと広い天井だったので、ここが自分の部屋じゃない事が分かった。



しかも、ベッドの色が真っ黒だし。



そう思いつつ、寝返りをうった。









「って、えええええええええ!!」



私のいきなりの覚醒声だった所為か、部屋は大きく揺れた。



いやいやいやいや、待って!!



真野よ、落ち着くのだ!!





ここがまず、私の部屋ではない事は分かった。



じゃあ、ここは一体誰の部屋なんだ?





ん~…と考え込んでいると、私はある考えが頭に浮かんだ。







「幽霊の部屋かも!!」



「人の部屋を幽霊扱いするな。」

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