第34話

「男を連れていったということは、誰が有田真白を中途半端に助けにきたのかを聞き出す気ね。そしてその人物は、自分にGPS情報を送った人物だろうから。」



中途半端って……滅茶苦茶不満だったんじゃん。

顔に助けるなら完璧にやれよ、と書いてある。

でも、それじゃあ駄目なんだよ。



帝に、他者を助けることを知ってほしい。

興味を持てとまで言わないから、他者と関わることをやめないでほしい。

そして真白には、戦えることを知ってくれればいい。



『この格好なら大丈夫。男に見えるだろうし、私たち身長もあるからね。……メールの発信者は絶対に突きとめられない。』



「学校は制服でバレるだろうな。」



透は面倒なことに巻き込まれたと呆れた顔をして、少しだけ笑った。

この透の言葉は現実になった。そして私の言葉も。

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