第148話
結果、集合時刻の15分前に着いたが生徒会メンバーはそれを上回る早さだった。
「おはようございます。」
『……おはようございます。』
「早かったね。早速で悪いけど、青井さんは黒木さんとこれから用具の手伝いと最終確認をお願い。南雲くんは放送の準備と最終確認をお願い。白石くんは雅と先生たちとの最終打ち合わせに行ってきてくれ。俺はこれから理事長と最終打ち合わせがあるから、それぞれ頑張ってね。はい、解散!」
会長の解散の呼び掛けにバタバタと部屋を出ていく。
「仁、また後でね。」
ヒラヒラと手を振ってお見送りした。
その後、俺と副会長は職員室へ行った。
副会長とはこれといって会話はしないが、お互い無口ということで気まずい空気になることもなく、お互いが空気のような感覚だった。
先生たちとの打ち合わせも無事終了。
「…………帰っていい。体育祭、楽しんで。」
『…………はい。副会長も』
これが今日初めての副会長との会話になった。
副会長はこれから理事長に行くのか、生徒会室ともクラスとも違う方向へと歩いていった。
「仁さん!お疲れ様です。これから教室ですか?一緒にいきますか~」
丁度良く職員室から出てきた真守に呼び止められ、一緒に教室まで行くことになった。
「生徒会お疲れ様でした。結局生徒会には入るんですか?」
首を横に振ると「ですよね。」と返された。
「体育祭頑張って下さいね!ここの体育祭は燃えますよー!なんてったって優勝したクラスには理事長から豪華商品があるんです。」
そうなのか!
未だに体育祭のことを把握していなかったことを思い出す。
俺が吃驚したことに気がついた真守。
「仁さん、知らなかったんですか?そういえば仁さんが休んでた時に話しましたね。簡単に説明しますね。1年生から3年生はA組からF組までありますよね。1年生から3年生混ぜてA組とB組が黒組、C組とD組が赤組、E組とF組が白組に分けられているんです。優勝は学年ごとで1年生の優勝組、2年生の優勝組、3年生の優勝組で商品も変わるんですよ。……この学校結構金持ちなんですよね~。大体こんな感じなんですが、分からないことはありますか?」
『ん……ありがと』
真守はこんなに長い台詞を噛むことなくすらすらと説明してくれた。
お礼を言うと少し照れたように頭を掻いて笑った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます