第99話



そして、何故か女子だけでなく男子まで。

血を拭き取ったのに、地面に鼻血が垂れている。

男子たちによって倒れた人たちは運ばれ、俺は姫とひかに怒られた。



「……このっ!天然タラシ~っ!」



「じっ!仁くんっ!誰にでもあ、あんなことしちゃダメだよ!」



「ははっ!やっぱり仁おもしれぇっ!」



緑川……笑ってないでこの怒った美少女二人を落ち着かせるのを手伝ってください。



『…………ん?』



「「はぁぁぁ…………」」



ここで天の声が聞こえた。



「えっと!皆さん!座ってください!本題が解決してませんっ!喧嘩になるので、し、白樺先生が指名すると言うことで良いですか?」



委員長、ナイスタイミングです!



皆が賛成して、真守が立ち上がると教室を見渡し……



「よしっ!じ……白石っ!行けっ!」



『あ?』



よりによって俺かよ。

あいつ絶対わざとだ。面白がってる。

しかも今仁って言おうとしてたでしょ。



ギロッと睨み付けるが、真守は此方をチラリとも見ない。



「でっでは……白石くん…お願いします。」



思わず委員長を睨み付けるが、委員長は悪くない。

委員長にお願いされたから、素直に頷いておいた。



「それじゃあ、種目決めします。……種目説明しますね。えーっと短距離は女子100m走、男子200m走です。長距離は女子800m走、男子1000m走です。学年リレーは全員参加。玉入れは女子全員参加。騎馬戦は男子全員参加。その他に、6種目あります。借り物・借り人競争、仮装レース、二人三脚、障害物競争、パン食い競争、棒引きがあります!出たい競技に手を挙げてください。人数が重なったら、後でじゃんけんで決めてください。」



…………出来るだけ疲れないものがいい。



『姫』



「私が選んで良いの?んー……あ!仁の仮装見たい!」



「俺も~!あ!俺借り物出るから仁も手挙げてね~」



「仁くん!二人三脚一緒に出ない?」



姫からは仮装、緑川からは借り物、ひかからは二人三脚。



どれも忙しいやつじゃん!



「仁くんの仮装……」



「仮装……」



「私も仁様と二人三脚出たいですっ!」



「わ、私もっ!」



またごちゃごちゃし始めたが、パンパンッと真守が手を叩いたことで、静かになった。



「いつまでも終わんねぇだろー。自分の決めろー。」





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