第100話
結局、全て決まるのに一時間半近くかかった。
俺は、仮装レース、借り物・借り人競争、ひかと二人三脚、学年リレーそして何故か騎馬戦に出ることになった。
ちなみに姫は、100m走、障害物競争、リレー、玉入れに出る。
「じゃあ、今日は解散っ!……あと白石、こっち来い。」
真守の一言でぞろぞろと教室から人がいなくなっていく。
呼ばれたので教卓まで行く。
真守の横には姫が昨日言っていた赴任してきた教師と思われる若い男がいる。
『………ん?』
「白石は、昨日いなかったから紹介する。ほら!」
「初めまして、白石さん。新しく赴任てきた東山 豪です。このクラスの副担任になりました。よろしくね?」
人に好かれそう人の良い笑顔で挨拶をしてくる。
姫の言っていた通りだ。
『……ん』
なんでこんな中途半端な時期に?
「はははっ!白石さんは人気者なんだね。皆が欲しがる……魅力があるんだね。」
『……ん?』
「白石は無口だから、基本“ん”しか言わないんだ。朝は大変だったな。」
「ああ、ファンクラブの騒ぎですか。凄かったですね。」
「いい迷惑だ。はあ……」
『……ん?』
…………ファンクラブ?何の?
あの人たちは誰かのファンだったのか。
「白石のファンクラブがあるんだよ。これがまた【白銀】と生徒会に並ぶくらいの人気でなー。」
「そんなにいるの?」
俺を待っていた姫も話に入る。
てか、ファンクラブって……俺アイドルでもなんでもないよ?
「おー。【白銀】派も生徒会派も関係なく白石ファンがいる人数多いんだと。」
「へー。」
「白石さん、何か困ったことあったらいつでも話聞くからね。」
…………あんたに話す前に姫と真守がいるから大丈夫。
「あ!仁っ!そろそろ行かないと!迷惑かけちゃう!」
『ん』
「それじゃあ、さようなら。」
「頑張れよー!」
真守にばいばい、と手を降ってその場を後にした。
《仁side end》
──────
───
─
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます