第96話



『ん~美味しい~!さっすが恭さん!』



「ね~!お嫁にほしいわよね「ダメ」……冗談よ「ダメ」」



わざと言った姫に、即答する仁は低い声を出す。

仁もブラコンだからね。



尚も姫に「ダメ」と言い続けている。



『ほらほら~じーん!許してあげな~?冗談だってさ』



「んー」



「ごめんってば~。仁の好きなミニチーズハンバーグあげるから!ね?」



「ん!」



単純で可愛い。

ハンバーグを嬉々として頬張っている仁の頭を撫でる。



「ん?」



『可愛い~』



「本当に可愛いわね~」



またまたムスッとする仁の頬を押す。

空気が入っていてぷよぷよだ。



それからは姫と仁を宥め、5限が終わる時間までお喋りをした。



「じゃあね。はるはる。」



「あー!これ俺の連絡先~二人のも頂戴?」



『……ん』



二人の電話とメールアドレスを教えてもらった。



『そんじゃまたね~!』



去っていった二人の背中を見送り、俺もホームルームに参加するために、自分のクラスに戻った。





《悠真side end》





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